Googleの動画生成AI「Veo2」がとんでもなく凄い

AI Tips

Veo2 - 動画生成AI

遂に、Googleの動画生成モデルのAI「Veo2」が正式にリリースされたようです。
昨年から、ベータ版?で事前登録の上での順番待ちみたいな状態だったんですが、これで誰でも使えるようになったというところでしょうか。
今は誰でもアクセス出来るようになっています。
以下がVeo2のリンク先です。

LINKVeo2

早速登録いたしまして、費用も払い動画を生成いたしましたのでレポートしていきたいと思います。

サンプルで生成した動画

自転車トライアルに関する動画

サンプル的な感じで生成した動画です。

プロンプトの内容は以下の通りです。

自転車トライアル競技をしているワンシーン

MTBでのレースを想像するような動画の内容ですが、MTBのレース動画と言えば通じてしまうくらいの完成度が高い動画になっています。
現在、使える限りのクレジットを使い、テスト動画を作りまくっています。
今後、もっと突っ込んだ生成をして、ビジネスでの活用など実務レベルまで持っていくことも考えてやっていきたいなと感じています。

柔道の背負い投げに関する動画

プロンプトの内容は以下の通りです。

日本人の柔道家が背負い投げで一本を取ってるシーン。古賀稔彦の背負いをモデルにしてほしい。

柔道の技に関する学習データが少ないということでしょうか。

背負い投げに関する動画のプロンプトを強化した動画

プロンプトの内容は以下の通りです。

A Japanese judoka executing a seamless seoi-nage, inspired by the technique of Toshihiko Koga. Soft lighting enhances the focus on the judoka’s intense concentration. Incorporate slow-motion effects as the throw is executed, capturing the precision and grace. The scene has a cinematic style, with a dynamic transition to highlight the impact of the throw.

前述のプロンプトを強化したバージョンです。
さらに動きが出ている動画になっています。
ですが、背負い投げに関する学習データがないものと見受けています。

概略

「Veo2」の概略について、現時点では以下のような感じになっています。

POINT

  • 有料のみ。デポジット形式としてクレジットが配布される。
  • 動画の「長さ」と「クオリティ」によって、使用するクレジットの量が変わる。
  • 動画の「長さ」は5秒 or 8秒 or 10秒。
  • 動画の「クオリティ」はベーシック or ハイ
  • 例えば、「10秒」の「高画質」な動画を生成する場合、「8クレジット」消費する。
  • 「ベーシック」の画質は3分〜5分で生成、「ハイ」の画質は5分〜10分で生成される。
  • 生成した動画はダウンロード出来る。
  • 履歴を残すことができてるので、いつでもダウンロード出来る。
  • プロンプトを強化することが出来る。
  • いずれもファイルの重さは4MB未満。
  • 一度生成した動画を「再作成」することが出来る。
  • 動画の生成は「テキストから動画」と「画像から動画」と「画像ブレンド動画」を選ぶことが出来る。
  • AIでエフェクトをかけることが出来る。写真にエフェクトを指示することで、写真をもとにした動画が生成される。
  • 動画の生成が完了したらメールで通知が入る。

リリース時点の機能概要・仕様概略はひとまずは上記のような感じでしょうか。
他にもまだまだ機能は追加される可能性はあることと、費用のかかり方も変わるかもしれません。
2025年4月現在の概略ということでよろしくお願いします。

終わりに

いかがでしたでしょうか。

海外製の動画生成モデルのAIは他にも見ていたんですが、生粋のGoogle好きな弊社にとっては、やはり肩入れしてしまうようなそんなところがございまして、とんでもなく興奮しています。笑
他の動画生成モデルのAIよりも、多少費用が高いかもしれませんが、多機能で高画質で遊び心をくすぐられるような、そんな感じがしています。

昨年時点にあった「事前登録」に登録はしていたんですが、音沙汰なしみたいな感じでした。
で、4月に入ってアクセスしてみたらリリースされていたという流れででした。
リリース情報を調べてみたんですが、厳密なリリース日はどこにも出てないみたいな。
教えてくれよ・・・と思ったんですが、こういうアバウトなところもGoogleさんらしくて大好きです。笑

ともあれ、今後、学習データが積み重なっていき、高機能化することは間違いないと思います。
動画の重さに関しては、軽ければ軽い程嬉しいところですが、画質が落ちたり、時間が極めて短すぎる動画になるくらいなら50MBくらいまでは許容範囲かな?と感じていますが、ユーザー全体で見たらどうでしょうか?
実用動画・・・みたいにしようと思うと、多少は致し方ないと思うので、動画の重さは多少犠牲にしても実用性を求めていただきたいかなと感じています。

そんな諸々を思う「Veo2」でした。
今後、継続的に「Veo2」を使い続け、仕事の中に取り入れられるように進化させていきたいと思います。

清水 隼斗

SEMラボラトリー 代表取締役の清水です。基本的にWEBが大好きです。WEBの世界に入って20年が経ちました。SEOやMEO、広告運用や動画運用、これら諸々の実績も数えきれず。ただ、過去のWEBと現在のWEBには違いがありすぎて参考にならないことが多いので、未来に役立つ記事を配信するように心がけています。

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